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背中
ものごころがついたときには、おかーさんはいなかった。
病気で亡くなったんだって認識したのは、いつだったか覚えてない。

「里栖は、なんで母さんいないんだって泣いて困らせたりしなかったな。」

そう言っておとーさんは褒めてくれた。
淋しかったよ、おかーさんとままごとしたり公園で遊んでる子見るたび
なまら淋しかったんだよ。

でもね、いつか夜中に、ひとりぽっちで泣いてたおとーさんの背中を
見ちゃったから、淋しいのは一緒だって分かったから…。


保育園のお迎えや小学校の授業参観、だいたいみんなおかーさんだった。
でもあたしは、おとーさんが来てくれるのが嬉しかった、誇らしかった。
遅くなって、慌てて自衛隊の制服のまま駆けつけてくれた姿を見たとき
あたしは将来、おとーさんと同じ自衛官になろうって決めたんだわ。


「それで、卒業したらやっぱり自衛隊か。」
「当たり前だべさ!!」
「パイロットは無理だぞ、本当に身長制限あるから…。」
「…うん。」
「俺だって年齢制限なかったら今でも飛びたいんだけどな。」
「それでも、それでもあたしは自衛隊に行く!」

おとーさんは宙を仰いで溜息をついた。
だけどその顔は、笑ってた。

いつかおとーさんと同じ場所で働くんだ。
あの広い背中を、これからもずっとおっかけてたい。
あんな背中を、あたしは他に知らない。

おとーさんは一生あたしの憧れで、目標だから……!!


「なんじゃこりゃぁあ!里栖ー!俺のガンプラ壊したんおめーかぁああ!!?」





……ちょっと前言撤回してもいいかい?
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テーマ:Silver Rain - ジャンル:オンラインゲーム

【2007/11/10 16:40 】
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